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なんとかトライアスロンの体験会を終えたものの、
その時の私は挑戦したいという気持ちにはならなかった。
むしろ「あんなのとても無理だ」と思っていた。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
私を体験会に誘ったYさんから
早速トライアスロンへの勧誘が再開された。
「もう少し泳げるようになったらオロロンも余裕だから」
彼はいつも人を乗せるのが上手い。
彼自身も相当なアスリートであることは間違いないが、
指導者になったらオリンピック級の選手を育てられるかも
と思うほどおだてるのが上手い。
しかし、そんなYさんにトライアスロンの魅力を
何度も語られるうち、私は徐々に洗脳されていった。
そして遂にトライアスロンを始める決意をした。
「2年後のオロロントライアスロンを目指す」
というちょっと頼りない決意だったが、
当時全く泳げなかった私にとっては最大限の強がりだった。
しかし、本格的なトライアスロンの大会に出るには
様々なアイテムを揃えなきゃならないということも大きな障害だ。
実際、ウェットスーツは3〜6万
ロードレース用の自転車は完成車で10〜50万するという
自転車は知り合いの中古を安く売ってもらうことも出来る。
しかし、ウェットスーツは自分の体にピッタリ合った
トライアスロン用の物が良いらしいので、
みんなオーダーで作っているらしい。
まさか大会に出る前にそんなに準備するものが必要だなんて…
やはりトライアスロンは深すぎる。
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