アルコールがあなたのトレーニングを台無しにしているかも?

アスリート的健康学

〜40代以上のランナーや筋トレ民が知らずに損している回復の話〜

「世界の大谷翔平はお酒をほとんど飲まない」——

この話、あなたも一度は聞いたことがあるかもしれません。

 

もちろん、才能や環境の違いはありますが、もし、あなたの努力を“静かに削っている習慣”があるとしたら……?

それが アルコール です。

 

「たった一杯」「練習後のご褒美」
そう思って飲んでいるそのお酒が、

  • 筋トレの効果を

  • ランニングの回復を

  • 年齢とともに貴重になる“超回復”を

確実に邪魔しているかもしれません。


アルコールは回復を“確実に遅らせる”

まず結論からいきます。

  • アルコールは筋肉タンパク合成(MPS)を抑制する

  • 若い頃より、40代以降はその影響が大きくなる

  • 「筋肉痛が遅れる」のではなく、回復のスタートが遅れている

これは感覚論ではなく、研究でも示されています。


年代別|超回復はどう変わるのか?

年代 筋肉タンパク合成能力 特徴
20〜30代 100% 回復が早く、多少の無理が効く
40代 約80% 回復開始が遅れる
50代 約60〜70% 刺激に対する反応が鈍くなる
60代 50%以下も 回復戦略が超重要

※個人差はありますが、ここに アルコール が入るとどうなるか。

  • 若年層:▲20〜30%

  • 50代以上:▲30〜50%も現実的

つまり、「50代や60代では、30%減どころじゃない」


なぜ筋肉痛が“後から出る”と感じるのか?

よく言われます。

 

「歳を取ると筋肉痛が遅れて出る」

 

実はこれ、半分正解・半分誤解です。

正しくは——

  • ダメージは同じタイミングで起きている

  • 修復(回復)のスイッチが入るのが遅い

そこにアルコールが加わると、

  • 炎症が長引く

  • 睡眠の質が落ちる

  • 成長ホルモン分泌が抑えられる

その結果、「いつまでも重い」「疲れが抜けない」となります。


トレーニング別|アルコールの悪影響タイミング

① 筋トレのみの場合

  • 筋トレ後 0〜6時間:最重要回復タイム

  • この時間帯の飲酒 → 最大の悪影響

最低でも6時間、理想は12時間以上空けたい


② ランニングのみの場合

  • 筋損傷+脱水+体温調節への影響

  • 翌日のコンディションに直結

当日飲酒 → 翌日のランが重くなる確率大


③ 筋トレ+ランニング両方

これは一番難しいです。

  • 回復要求が最大

  • アルコール耐性が追いつかない

基本的に当日は飲まない方がベター


チェック表|今日、飲んでいい?ダメ?

アルコール判断チェックシート

質問 Yes No
今日、筋トレをした
今日、ランニングをした
明日も強度の高い練習予定 ×
睡眠時間が6時間未満 ×
年代が50代以上

×が1つでもあれば → 飲まない方が回復的に正解


飲んだ翌日のランで「異常に暑く感じる」理由

これは ほぼアルコールの影響 です。

  • 脱水が残っている

  • 血管拡張で体温が上がりやすい

  • 自律神経が乱れている

飲んでいない翌日に起きないなら、
原因はかなり明確です。


最終結論|どのくらい間隔を空けるべきか?

トレーニング効果を最大化したいなら

  • 理想:連続2〜3日はノンアル

  • 最低ライン:

    • 強度高の日 → 24時間以上

    • 普通練習 → 12時間以上

50代・60代の場合

  • 「毎日飲む」はほぼ回復を放棄している状態

  • 週2〜3回までが現実的ライン


まとめ

アルコールは敵ではありません。

でも、

  • 年齢を重ねた体

  • 本気で積み上げたいトレーニング

この2つがあるなら、「飲むタイミング」と「頻度」は戦略的に選ぶ必要があります。

あなたの努力を、
一杯のお酒で台無しにしないために。

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