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トライアスロンへの道
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トライアスロンへの道 その9



新しい自転車が完成したというのに、
一度も乗らないまま冬を越してしまった。



そんな私は冬の間も地道に雪の上を走っていた。

そして翌年の春になり、
北海道にもマラソンシーズンがやってきた。



その頃から私はYさんが一緒に練習している
トライアスロンチームの人達と練習することになった。

その人達の練習は私が今までしていたものとは随分違っていた。

私はその時初めてLSDという練習方法を知った。



今ではご存知の方が多いとは思うが、
LSDとはロング・スロー・ディスタンスの頭文字を並べた言葉で
「ゆっくり長い距離を走る」練習方法である。

彼らの練習はこれがベースになっていたが、
40キロジョグの最後に全力ダッシュで締める時は
全く付いていけなかった。



そんな練習をしている中、出場したハーフの大会で
今までの記録を一気に4分も縮める1時間35分台が出た。

早速LSDの効果が出たのかどうかは解らないが
「練習量は裏切らない」と誰かが言っていたのを思い出した。






それからまもなく自転車の練習が始まった。


最初はチームの人達とサイクリングロードを走ることになり、
出発しようとするが…上手く発進出来ない。

ロード用の自転車はペダルとシューズを固定するため
乗り方にはコツがいる。


基本的には普通の自転車と同じ流れだが
ペダルを固定するのが最初は難しい。

私がモタモタしているのを見てチームの人達は笑っていたが、
最初はスケートに乗るくらい難しく感じた。



私のロードバイクはやっと前に進んだ。



そして、一歩ずつトライアスリートに向っていた。

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