トライアスロンへの道 その15

 

実はそれまで参加したトライアスロン大会では、全てプールを使用していたので海での大会は初めてとなる。

しかも、その時点ではショートタイプの大会に出たことが無く、いきなり本格的な大会がロングトライアスロンになるのだ。マラソンで言えば10キロを完走してすぐに100キロのウルトラマラソンを走るようなものだ。

 

今考えると恐ろしく無謀な挑戦だったのかもしれないが、当時の北海道では海で開催されるトライアスロン大会はこのオロロンライントライアスロン国際大会しかなかった。

わざわざ飛行機に乗って他県の大会に出る予算も暇も私にはなかった。だから結局のところ、当時の私には244kmのトライアスロン大会に出るしか選択肢がなかったのかもしれない。

 

大会に出場するための書類は揃えたが、やはりロングトライアスロンは今まで出場した大会とは違うことばかりだった。

先輩方から聞く話は驚くというよりは「本当かなぁ」と疑うことも多く、大会前の準備はかなりバタバタした。そもそも海で泳ぐ大会は初めてだったので、ウェットスーツを脱ぐトランジット(着替え)も初めてになる。

 

しかもバイクで200km走るのも初めてになるので、その間の補給や給水もかなり不安だった。とりあえずバイクの給水はボトルごと交換するので、自分の給水ボトルは要らないということは解った。

とはいえ、先輩達は200kmもの距離を一度もバイクから降りずに、全ての補給や作業をすると言っていたが本当なのだろうか。実際のところ私がビリになる可能性は高いが、先頭になることは一瞬たりともないので周りの選手を見ながら真似するしかないだろう。

 

そもそも今までに経験のない距離に挑戦するんだから、完走出来るかどうかも半々の状態だ。

だからまずは大会までに風邪など体調を崩さないことを第一に考えよう。そう思って大会一週間前からほとんど練習はしないで、とにかく体調管理に努めていた。

 

 

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