4回目のハーフマラソンで初めて満足出来るレースができ、私はある決意をした。

 

『フルマラソンに挑戦しよう!』

 

大会に出るようになって2年目。今までに10kmを1回、ハーフを4回走ってようやく満足のいくレースが出来たんだからちょうどいい頃なのだろう、と勝手に解説をしてしまったがそれにうってつけの大会が翌月に予定されていた。

北海道の苫小牧市で行なわれる、「フルマラソン挑戦会」だ。

 

これは地元のトライアスロン協会有志が公園内を利用して行なう小規模なレース。11月の上旬に行なわれるので、気温は相当低く、雪がちらつく可能性もある。

この大会名を見るとおり変な気負いや期待も持たれない雰囲気らしいので、初めてのフルマラソンにはちょうどいいのかもしれない。というわけで、その後すぐに申し込み手続きをした。

 

人生初のフルマラソンに挑戦することになり、練習にも熱が入ってきた。

10キロの練習が基本ではあったが、15キロや20キロの練習も取り入れるようにした。相変わらず練習タイムはキロ5分前後だったが、大会前月の練習量は176キロに達した。

当時の私はマラソンに対しての知識はほとんどなかったので、常に全力に近いスピードで練習する日々が続き大会の直前までそれは続いた。

 

そして遂にその時は来た。人生初のフルマラソン。

「苫小牧フルマラソン挑戦会」

地元のトライアスロン協会の有志が、公園内で行なっている。北海道の11月は寒いので気温も大体5℃前後という時期である。

 

そんな寒い中を、Tシャツにハーフパンツという格好でスタートラインに立ち、号砲と共にスタートを切った。

 

その時はなんとなく

「4時間30分くらいで走れれば…」

と密かに思いながら走り出した。