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| フルマラソンへの道 その16 | |||||||||
いよいよ人生初のハーフマラソン、 そのスタートラインに立ってしまった私。 これまで10〜12kmの練習を 1キロ4分30秒〜5分くらいのペースで 重ねてきたので正直言って自信はあった。 「練習通りに走れば1時間40分位だろう」 そんな安易な予想をしながら 号砲とともにスタートを切った。 スタート直後から10キロまではいいペースだった。 5キロを22分台、10キロを45分台でクリアした私は 「これは間違いなく目標をクリアできる、余裕だな!」 そう思いながら走っていると 12〜13キロ辺りで体に異変が起きた。 いつもの練習距離を超える世界に入った途端、 そこにはまさに「別世界」が待っていた。 呼吸はまだまだ大丈夫、しかし足がおかしい。 何かで足を縛られたような痛みが出てきた。 そのまま私はズルズルとペースを落とし、 15キロ辺りからは遂に走れる状態ではなくなっていた。 私はとうとう歩いてしまった。 「あぁ、情けない。 あんなに自信があったのになんだこれは?」 走れない自分が悔しくて情けなくて 私は少し涙ぐんでしまった。 そんな私をよそに 前半で抜かしたと思われるランナーたちが 私をスイスイと抜いていく。 「こんな屈辱はない」 そんな思いを胸にゴールに向かい私は歩き続けた。 |
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