ついにスイミングスクールで100m泳げるようになり、それからはクロールの腕や足の動きを徐々に修正して精度を高めることにより、体全体の力が抜け息継ぎも楽になりつつあった。

その後数回のレッスンを経て400m、800mを次々と泳ぎ、遂にはトライアスロンのショートタイプの距離1500mを完泳することが出来た。レッスンを重ねること18回、3週間で「ある程度」泳げる自信がついた。

 

その後はもちろん目標であった2000mも泳ぎきりプールでの練習は一区切り付いた。

しかし、ほとんどのトライアスロンの大会は安全面からウェットスーツの着用が義務付けられる。私も先輩から聞いた「shiromoto 」製のウェットスーツをオーダーした。少々値は張るが、自分の体にピッタリ合ったフルオーダーだけにサイズも動きも問題なかった。

 

そして、実際の海での初練習はチームのメンバーとの海水浴キャンプだった。バーベキューで軽く腹を満たし、水分を口にして恐る恐る初の海水練習を始めた。

しかし、プールで泳ぐのと海で泳ぐのは全く違う。そもそも波があるので、習ったばかりの息継ぎがほとんどまともに出来ない。3回クロールして1回息継ぎするという左右交互の息継ぎパターンが崩れ、2回クロールして1回息継ぎするという片方のみの息継ぎパターンになってしまった。

 

まぁ3週間前までは、全く息継ぎが出来なかったのだから仕方ない。

 

海水浴場で初めてウェットスーツを着て泳ぎ、フォームは崩れたが思っていたより楽に泳げることが解った。そうなると、更にスムーズに泳げるようになりたいし、長い時間泳ぎ続けるスタミナも必要になる。

オロロントライアスロンを1ヶ月前にして、それからは更に水泳の練習時間を増やした。

プールに行ってもスクールはそこそこにして、とにかく大会で泳ぐ2000mの練習ばかりしていた。最初は68分掛かったものの、その後は59分・53分と徐々にタイムを縮めて
70分の制限時間内に泳げる自信も付いた。

正直言って水泳の技術としてはまだまだの時期だったが、疲れないで長い時間泳ぎ続けることが最優先だったため、マラソン同様に長い時間練習することで疲れない泳ぎ方を自分なりにマスターした。