2回目のフルマラソン、洞爺湖マラソンは散々な結果に終わった。

周りの仲間にも宣言していた「サブフォー(4時間切り)」は持ち越しとなった。

 

しかし、当時の私はマラソンに関しては常にポジティブ。すぐに続く大会を探し早速申し込みをした。

まずは、3週間後のハーフマラソン「さっぽろ祭り市民マラソン」、そして、2ヵ月後のフルマラソン「オホーツクマラソン」に申し込んだ。

 

その後の練習はやたらと気合が入り、フルマラソンを終えたばかりなのに、またも1キロあたり4分38秒ほどのペースで練習していたのだ。

明らかにオーバーペース。しかもフルマラソンから2週間の間だというのに…そして、その直後に私は風邪をひいた。滅多に風をひかない私が、数年ぶりの風邪で唸ったままハーフを迎えることとなった。

 

初の洞爺湖マラソンで屈辱を味わった私は、その後の「さっぽろ祭りハーフ」「オホーツクフル」で確実にスーパー自己新を出そうと目論んでいた。

「しかし!」世の中そんなに上手くはいかないもので、オーバーペースの練習で風邪をひき自滅した。そんな風邪ひきの私は「さっぽろ市民祭りマラソン」のハーフのスタートラインにいた。

 

その日の朝、私の熱は38度を超えていた。鼻水が止まらず、寒気がしていてのでスタート直前まで車の中でジャージを着込み、ひたすら鼻をかんでいたのだ。

そんな言い訳はさておき、私は勢いよくスタートした。

 

体温が高く、体が温まっていたせいかスタート後はしばらく調子が良かった。そのまま調子に乗った私は「いいペース」で走っていた。

しかし、風邪をひいたままハーフマラソンを走るなんて、無理だということが5キロを過ぎて解った。まず、足が徐々にしびれてきて動きが極端に悪くなった。その後頭がクラクラしてきたと同時に目の前がゆがんできた。

 

「これは脱水症状?」そう気付いた時は遅かった。

 

スピードが出ないだけでなく、その場に立ち尽くすしかなくなった。

私は横の草むらに横になり少し休んだ。周りの選手達は「どうしたんだ?」という目で見ていたが、ここは5キロ地点。そんな身の程知らずはかまっていられない。恐らく、2~3分横になっただろうか。もっと長く感じたが、後で考えるとそのくらいだろう。

 

私は少し元気になっていた。理由はわからないが…そして私は再び歩くように走り出した。当然スピードは出ないし、足が重い。でも私はその後の給水を経て徐々に回復してきた。最後の5キロくらいはかなりのスピードだったような気がする。

 

ゴールタイムは、1時間45分23秒。

 

その年のハーフベストタイムをたたき出した。途中で休んだことから考えるとちょっと信じられないが、私はこの大会で色んなことを学んだ。

 

風邪をひいてマラソン大会に出ると死ぬかもしれない…ということを。