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フルマラソンへの道
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フルマラソンへの道 その28




「痔の手術から完全復活!」




との思いを募らせ臨んだ前年に続いて2回目の札幌マラソン。

ハーフマラソンとしてはたぶん北海道で最大だろう。


この時まで過去3回ハーフマラソンに出場して
いずれも満足のいく走りは出来なかった。


というより、完全に走りつづけて
ゴールラインを通過したハーフマラソンはなかった。





そう、必ず後半には歩いている自分がいた。


これでは「完走」ではなく、『完歩』になってしまう。


それまでの自己ベストは1時間52分01秒。





まずはこの記録を大幅に上回る記録が欲しかった。




何故なら、
この頃自分の中に芽生えていた「フルマラソン」への想い。


しかも北海道のフルマラソンといえば『北海道マラソン』に出たかった。
言わずと知れた「トップアスリートが集う真夏の祭典」である。


しかしこの大会に出場するには実績が必要だった。


それも「ハーフで1時間40分未満」という出場資格は
当時の私にとっては果てしない目標だった。






1時間40分を切るには、
1キロを4分44秒以内で走らなければならない。

しかし当時の自己ベスト1時間52分は
1キロを5分18秒ペースで走っていることになるのである。





1キロで30秒も違うペースはハーフでは異次元の走りだ。

しかし、無理だと解っていてもチャレンジしなくてはならない。





その1時間40分を切ることを目標に
私は札幌マラソンのスタートラインに立った。



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